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決断

 

こんにちは。

 

みなさんは,飲食店での注文は早い方ですか,それともどれにしようかと悩む方ですか。

 

「一緒のもので」と,他の人の選んだものとついつい同じにしてしまう人もいるかもしれませんね。

 

私も複数人で外食する時には,他の人の注文に便乗してる方かもしれません。それは,選ぶのが面倒だから。あまり食にこだわりがないんですね。

 

なので,一人で行った時なんかは,お店のおすすめやセットメニューをチャッチャと選んでしまう。そうすると,ビールにも早くありつけます 笑

 

一般的に,決断は早いほうがよいと言われたりします。また,電子器機の発達やインターネットの普及で,社会の流れも早くなり,より早い決断を迫られる時代になったともいえるかもしれませんね。

 

早い決断がよいとされる理由は,個人では,チャンスを掴みやすくなるということであったり,組織においては,リーダーシップを発揮するために必要とされることだったりします。

 

決断するということを違う角度から見てみると,どんなことが見えてくるでしょうか。

 

決断できることとできないことの違いについて,端的に言ってしまうと,それは,「頭で考えている」か,それとも,「心で感じている」かだと言えるかもしれません。

 

頭で考えているとは,思考を巡らせて,どちらの選択の方が得であるかであったり,リスクはないかであったりを,理屈を通して考えている状態です。

 

組織の責任者としての選択であれば,組織になるべく損失を出さずに利益を得る必要がありますので,検討を重ねることは大切なことです。しかし,事は常に流動しているので,考えてばかりもいられません。

 

そして,心で感じているとは,選択が目の前にある状況で,自分の中に湧き上がってくる感覚に視点を向けている状態。

 

その湧いてくるものが,心地よく軽やかであるか,それとも,パッとしなかったり,重苦しかったりするかどうか。または,ある選択の方へ突き動かされているような感覚を感じているかといったことです。

 

決断が早い時は,あれこれ理屈をこねて考えずに,見通しやリスクを考えながらも,自分の感覚を信じて選択していると言えます。

 

では,どうして,思考を巡らせてばかりであったり,その選択を後回しにしてしまったりして決められないのか。また,決定する段になると,他の要素が気になり出したりするのでしょうか。

 

そこには何があるのか。すでにお気づきかもしれませんが,それは不安です。

 

どちらも草木が茂って先の見えない分かれ道があって,行った先で何か支障があって失敗したくないと,どちらに進んでいいか決めかねて足踏みしている状態と言えます。

 

でも,先の事なんて誰にもわかりませんよね。そして,物ごとは常に移ろい状況は変化してます。タイミングなどもありますから,選んだことと異なる選択をした場合とを比較することなんかもできません。

 

確かに,ある決断をしたことで,状況が大きく変化することもあるでしょう。そして,その選択をしたことで失敗をしたと言えることも起こるかもしれません。

 

しかし,その失敗もその時点での結果であって,そこから学んだことも沢山あるはず。新たな決断により,その学びを活かしていくことで,きっと状況はよい方向へ変化していくでしょう。決断も失敗もひとつの通過点です。

 

私たちが諦めなければ,いかようにも修正をしたりやり直すことができるのです。続けることで成功の確率も上がっていきます。

 

ですから,決断の時に感じている不安というのは,選んだ先の状況に対してではなく,その状況に対して,自分が失敗だと解釈して,後悔したり諦めたりするということに対してのものだと言えるでしょう。

 

決断の時の不安は,その後の状況にではなく,自分に対してのものなのですね。

 

思考がグルグル巡ってばかりで,決断できないという時には,どのような思いが湧いてきているのかを,文字にして書き出してみるのも一つかもしれません。

 

その書き出した文字を見てみて,どこに惹かれたり,引っかかったりするでしょうか。どれをより大切に思っているのか。そして,その時に自分の中に湧いてくる感覚は軽やかでしょうか,それとも重苦しいでしょうか。

 

そうすることで,自ずと選択するべき決断が決まってくるでしょう。

 

また,日ごろから,自分の中の思いや感情へ目を向けてみるのもいいでしょう。迷ったり心が動いた時に,どのような思いや感情がそこにあって,身体にはどんな感覚が生じているか。

 

私たちは,それに気づいている存在でもあります。その思いや感情から少し離れて,どんなものでも,その存在を自分のものとして掴みすぎずに認めてあげましょう。

 

そして,そこに湧いてきた感覚を信じ大切にしてみませんか。そうするこで,決断に対する迷いは少なくなってくるかもしれません。

 

最後までブログを読んでくださり,どうもありがとうございます。

 

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