みなさん,こんにちは。
私たちは,日々を過ごす中で,いろんな気持ちを抱きます。一説によると,一日に6万回も思考しているそうです。「えっ,そんなに」と思ってしまいますよね。
そして,6万回する思考の80%が,自分の身を守るためのネガティブな思考だとか。きっとネガティブな方が多いだろうとは思いましたが,約8割だとは思いませんでした。ただ,個人差もあるのかと思います。
今回は,ネガティブな思考にどっぷり浸かってしまった時に,確認してみてもらいたい3つのことについて書いてみます。
その準備として,まずは,呼吸に意識を向けてみてください。浅く早い呼吸になってないでしょうか。もしそうでしたら,しっかり息を吐ききるようにして,ゆっくり大きく呼吸をしてみましょう。
すると,なんだか我に返ったように感じませんか。深呼吸することで,溺れかけていたネガティブな思考の中から,しっかり顔を出して自分を確認できるのではと思います。
では,まず最初に確認する事として,自身の身体に目を向けてもらえればと思います。どこかに負担は生じてないでしょうか?睡眠や食事は十分ですか。また,その質はどうでしょう。栄養のバランスはとれていますか。
自身を追い込んで身体を酷使してないでしょうか。時には自然と触れてみたり運動をしたりしてますか。書いていて,自分自身を振り返り,なんだかむず痒い感じがしています 笑
まず身体について確認してみるというのも,よく言われるように,心と身体に繋がりがあるからです。お腹がすいた時にイライラしてしまうという方も少なくないのではないでしょうか。
もしかすると,暖かい場所で温かい飲み物を飲んだり,ゆっくりお風呂に浸かってぐっすり眠ってみることで,気づいてみると,ネガティブな思考から解放されていたということもあるかもしれません。
そして二つ目が,そこにあるネガティブな思考をしっかり認識してみるということです。その内容は,自分自身に対してのものですか。それとも,自分以外の人に対してでしょうか。
また,その内容の時期はどうでしょう。今現在抱えているものですか。それとも,過去に生じたことへの後悔だったり,先を案ずることで生まれてたりしているでしょうか。
いかがでしょう。そこにあるネガティブな思考の中身が認識できましたか。
では,それを認識しているのは誰でしょうか?・・・もちろん,あなたですよね。
おかしな質問をしてしまいましたが,深呼吸して我に返ってみると,私たちは,ネガティブな思考から離れて,それを認識することができます。
そして,認識できたということは,私たちは,それ(ネガティブな思考)そのものではないとも言えるのです。
ひとりでに湧いてくるネガティブな思考を,私たちは,離れた場所から観ているというのでしょうか。そして,それに執着せずにいると,またひとりでにどこかへ消えていきます。
では,最後の三つ目です。そうしたネガティブな思考を,自分の考えとして捉え,そんな自分自身を責めてはいないでしょうか。
思考は自然に湧いてくるもので,身体も私たちがコントロールせずとも,自動的に新陳代謝を繰り返している。そして,私たちはそれを認識していて,それらは一番身近な存在です。
最も大切にしている存在で,誰もがそうですよね。なので,その存続をかけて,「そんなんじゃ生き残っていけない」と,自分自身を責めて叱咤激励してしまっている。
どこまでが自分なの? というブログにも書きましたが,身体や思考についてよくよく観てみると,本来的にそれは,存続しないといけない「個」ではなく,繋がりをもって循環している存在です。
生きていれば,良いことも悪いこともある。その良い悪いを,こうして認識できていること自体が幸福で有り難いことですよね。承認済みの思考しか浮かんではきません。
一番身近で大切な存在である思考が,ポジティブであれネガティブであれ,その言い分を聴いてやり,そのままを受け入れ認めてあげませんか。
それを邪魔するものはなにもありません。思う存分そのままを抱きしめてあげましょう。
最後までブログを読んでいただき,どうもありがとうございます。