みなさん,こんにちは。
今回は,『思考』をテーマに書いてみたいと思います。
思考には,それが湧いてきた時に,気持ちが軽やかなものと,どんよりと重い感じを伴うものがありますよね。
前者は,スムーズに流れて展開していって,後者は,停滞して行ったり来たりしている感じでしょうか。
このブログも,私は思考しながら書いていますが,その思考は,留まりつつも流れていき,時にフワーッと展開していきます。気持ちはもちろん軽やかです。
そして,時には,以前の苦い経験を繰り返し思い出したり,気になっていることが,何度も浮かんだり消えたりすることもある。そんな時は,気持ちもパッとせずによどんでいます。
みなさんも,きっと同じような経験をしながら日々を過ごされてはいませんか。そんな時の私たちは,どんな状態なのでしょう。
思考がスーッと展開していって気持ちが軽やかな時,私たちの心の扉は開いています。開いているのでオープンな状態。なので思考も留まらずに広がっていく。
どうしてオープンなのかというと,そこには安心があるから。その安心は,きっと私たちが自分だけではなく,他とつながって存在している感覚からもたらされています。
そうした時の思考は,もしかすると,「友人のお祝いをいかに喜んでもらうか」ということであったり,「知人の困り事をどう一緒に解決しようか」ということだったりするかもしれません。
「自分は一人じゃない,大丈夫」って感じで,自分はもちろんのこと,他に関しても我が事のように思い,その幸福や成長を願っています。
そんな時には,フワッといい案がひらめいたり,よい解決策を思いついたりするものです。
一方,同じような思考が繰り返し浮かんできたり,それがグルグル頭の中を回っているような時,私たちの心の扉は閉じている。
心の扉が閉じている時の私たちは,自分というものをグッと掴んでいて,そこにこだわっている状態と言えるかもしれません。
その時は,他とのつながりを感じれていないので,「自分一人で頑張らないと」となってしまう。そして,その他とは対峙する関係性となり,そこには基本的に不安が存在しています。
そんな時の思考は,もしかすると,「あの時はあんなつらい思いをした(させられた)」であったり,今後の自分の立場に関して「大丈夫だろうか」という心配だったりするかもしれません。
でも,そのような時って誰にでもあるものです。ですので,それが悪いということではないですね。むしろ,そちらの方が基本(デフォルト)なのかもしれません。
私たちは,「どんよりした思考が浮かんできてるな,今はちょっと心の扉が閉じてる状態かな」とそれを認めて受け入れた上で流してやればそれでよいのです。その思考の中に入り込んで,否定的な気持ちを増幅させないようにして。
そのうち,心の扉が開いてくれば,そんな思考は跡形もなく消えてしまいますから。
家の窓も開けていると,そよ風が入り,部屋の空気も入れ替わって気持ちのいいものですが,騒音や雨粒なんかも一緒に入ってくるので,開けたままにはできず,基本的には閉めてますよね。
心の扉もそれと一緒じゃないでしょうか。閉じていることも必要で,どんよりした気持ちの時もあっていいし,浮かんできちゃいけない思考なんてものはない。
そして,やっぱり自分は大切。まずは,一番身近である自分の幸福を望む,それでいいのです。
身体も心に影響しますので,日々の生活の中で,栄養や睡眠などが不足しないように,身体への配慮やケアも大切ですね。
また,フラッシュバックと言われるような,とてもつらかった経験が何度も思い返されるような時には,それを癒していくことも必要です。そんな時は,よろしければ ♪ 気づきの相談室 ♪ へご相談ください。
最後までブログを読んでくださり,どうもありがとうございます。