みなさん,こんにちは。
予定していた用事を忘れることってありますよね。自慢にはなりませんが,私はよくあります。「ここへ行った機会に,あそこへも寄って用事を済ませよう」と思っていても,ふと気付いた時には,一方の用事だけを済ませて,帰宅してしまった後なんてことも。
そんな簡単な用事だけでなく,「あの時こうしていれば,結果も変わっていたかもしれない」と後悔したりを,多くの方が経験しているかもしれません。
先日,車で移動中,私の関わっている,高齢女性の入所する施設の近くを通ったため,ついでに会って帰ろうと施設を訪問したのです。すると,その高齢女性が,その日に転倒していて,直前に腕を骨折していることが判明したという状況だったのでした。
その高齢女性との関わが始まって数年になりますが,転倒されたことなんて初めてで,コロナ禍ということもあって,施設への訪問も頻繁には行えません。そんな中で,こうした状況へ出くわすことになり,私がすぐに病院へ同行するなどの対応ができたのでした。
みなさんも,偶然にしては出来過ぎたタイミングを経験したことってないですか。この度の私の場合も,私がふと思いつかなければ立ち寄らなかったわけですし,それが前日であれば高齢女性は変わりなく過ごされていたはずなのです。
その他にも,私にとって重要で,急を要する連絡をいただいた時が,ちょうど他の用事が終わった直後だったり,お酒を飲む直前だったり 笑 で,絶妙なタイミングだと感じることがあります。私はそんな時,「なるようになってるな」と思うのです。
あまり出掛けないような所で,突然,知り合いに出会ってしまうなど,「なんて偶然!」という経験が,みなさんにもあることでしょう。
その出来事も,よく考えてみると,お互いの起床時間や出掛ける準備,忘れ物を取りに帰った時間,電車の乗り継ぎや車の速度,信号の待ち時間,道の混み具合,歩く速度や方向,かかってきた携帯電話の通話時間などなど,そこに至るまでの様々なことを経て経験しています。
その中の一つの出来事がなかったり,時間が数秒違ってくれば,お互いが出会うという出来事もなくなってしまうかもしれません。そして,出会って言葉を交わさなければ,その後の展開も少しずつズレていき変わっていく。
そして,それは,私たち個々人だけではなく,そこから網の目のようにしてつながったすべてのことへ影響し,それぞれがそれに応じて少しずつ変化して事が起こっています。
そう考えていくと,どの出来事をとってみても,絶妙なタイミングで起こっているように思えてきませんか。一つの出来事がなかったり,それにかかる時間が変わってくれば,自分を含めて,その他のすべてのことに影響していくのです。
私たちの日常で出くわす出来事も,そのように,すべてのものが影響しあう中で起こっています。そんなのコントロールしようがありませんから,人生が思い通りにいかないこともうなずけますよね 笑
だからといって,投げやりになる必要もありません。その上で成り立っている自分の人生を信頼してみてはどうでしょう。自分でできることがあれば,できる範囲で行って,あとはその全体の流れを信頼して任せてみるのです。
その結果,もしかすると,一見,悪い状況に陥ったような結果になることもあるでしょう。しかし,その出来事もそれで終わりではなく,他へも影響しながらその後も流れ続けていきます。そして,その先には,きっと「あれがあったからよかった」と思える出来事も待っているはずです。
どうもやる気が出ず,何も手につかないという時は誰にでもあります。「なんで,こんなことになったんだろう」って経験も。そんな時は,それも全体の流れに組み込まれているのではと考えてみる。
気持ちをゆったり構えて穏やかに,そのまま流れに任せておくと,その手につかないことやうまくいかない出来事も,きっと後の絶妙なタイミングという経験につながっていきますよ。
最後までブログを読んでくださり,どうもありがとうございます。